2007年12月15日土曜日

木枯らしや独りの道に果てはなし






★ 瘋癲老仁妄詩 11801

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木枯らしや独りの道に果てはなし

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木枯らしの吹く季節になります。



 不要なものは落とし、 過剰は慎み、 身軽になって、 冬を越す知恵を 命は備えているんですね。
 そして、再生の春を迎えていくんですね。


 老仁も命に学び、 冬を迎えようと思います。

 けれど、人生の冬には、 再生の営みも夢も、ない。
 そう気がつきました。

 独りで産まれ、 独りで死んでいく。
 厳粛な事実です。


 独り道・・・

 だけれども、 生きている間は、 一人じゃありません。 さまざまな出会いと別れがありました。 いいもわるくも、 出会いがあって、 別れがあって、 今の私があるんだと、 気がつきました。


 もう、戻らない出会い。 もう、戻らない別れ。
 今日も昨日へ消えていく。


 なれど、記憶の海に昨日は漂い、 想起の時空で、別れは蘇る。 蘇る出会いを ふたたび、新しく紡ぎ上げていくこともできるんですね・・・



 そんな妄詩の世界を遊んでいけるんですね・・・

 ここは、冬ざれていても、 どこからともなく花が湧いてきて、 妖精に変わりもし、 私も仙人になることだってできるんですよ。 酔芙蓉さんと愛し合うことができるんですよ。


 私があなたになり、 あなたが私になる時空が遊べるんです。
 悠なら未来も 今日の心として抱き留めることができるんですね。


 空なる妄詩の 彩り豊かな時空を 遊ぶ幸せを 誰と分かち合おう・・・



 あなたもわたしでありますように。

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